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【併読】本は同時並行で読む!「視点の自由さ」を与えてくれる読書術

「本を読むのは大切だと分かっているけど飽きてくる」
「1冊読みきるのがしんどくなって読書が続かない」
「きちんと読み終わらないとモヤモヤして次にいけない」

そんな人におすすめなのが、同時並行の読書「併読」です。

併読は、

『頭は「本の読み方」で磨かれる』茂木健一郎さん
『東大読書』西岡 壱誠さん
『本は10冊同時に読め!』成毛 眞さん

など数々の著者が推奨している方法でもあります。

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併読とは、複数の本を同時並行で読み進めること。

例えば『儲かる会社をつくるには赤字決算にしなさい(井上和弘著)』を読みながら、
『黒字化せよ!(五十嵐英憲、雅治猿谷著)』を読んだりします。

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前者は「黒字を赤字に変えるための本」、後者は「赤字を黒字に変えるための本」です。

矛盾する本に見えますが、両者に共通することは「より良い会社経営」です。
どちらも会社にお金を残すということを目指してストーリーが組み立てられています。

 

他にも『稼ぐ男の身のまわり(千田琢哉著)』『なぜかモテる男のほめる技術(アダム徳永著)』『男の作法(板坂元著)』を併読します。

稼ぐ男の身のまわり

なぜかモテる男のほめる技術 PHP文庫/アダム徳永【著】

 

世の中には色んな本があって、おもしろいですよね。

 

当然ですが、著者の数だけ視点の数があります。
同じ物事でも、色んな視点から見ることで理解力が増え、本質となる共通点を見出すことができます。

 

以下の記事でも触れましたが、読書の最大の目的は、著者の視点を自分の脳にインストールすることです。

【発見】本を月10冊読む人は年収1000万円よりすごい【重要なのは視点の獲得】文化庁の調べによると、月に7冊以上読む人の割合は4%です。(文化庁平成30年度「国語に関する世論調査」) 日本人の平均年間読書量は...

 

日本仏教で有名な『般若心経』は、「観自在菩薩~」と始まります。
観自在とは、すべての物事を自由自在に見ることができることを意味します。

つまり、併読によって様々な角度から物事を検証する行為は、同時に仏教修業にもなるという一石二鳥のお得な読書術なのです。

 

人間が本の内容を実践できない理由

複数の本が同じ物事を語っている場合でも、切り口によって内容は千差万別になります。
「併読」を行うと、一つの物事を様々なアプローチから触れることができます。

 

根本的に人間は、他人の意見を取り入れることが苦手です。
生物には恒常性維持機能があり、基本スタンスとして変化を拒みます。

シンプルにいうと、生物は現状維持を好むということですね。
その中でも人は、抽象的な概念にまで現状維持作用が働きます。

 

つまり、本を読んでもその内容を取り入れない、ということです。
著者の意見を信頼しませんし、書かれていることを実践しません。

 

ダイエット本を読んでも、多くの人はダイエットしません。
早起き本を読んでも、多くの人は早起きしません。
基本的に人は行動しないのです。

 

これは悪いことではありません。
人の言うことをなんでもかんでも鵜呑みにすれば、悪事を企む人間にまで利用されます。

現状の世の中はあなたを幸せにするための善意で動いているわけではありません。
単に人を信頼しないこと、鵜呑みにしないこと、行動しないことは重要なのです。

 

本の内容を正しく吸収する方法

私たち人間が赤ん坊の頃は、それはそれは素直で綺麗な心を持っています。
しかし、社会を歩むにつれどんどん泥にまみれていくでしょう。

 

他人の言うことを鵜呑みにしていれば自分が痛い目を味わいます。
だからこそ、人は他人を信頼しないようになります。
これは人間の防衛本能です。

 

人には現状維持の本能と自己防衛の本能があるので、本の内容を斜めに解釈します。
自分の解釈で本を読んでしまうということです。

 

冒頭でもご説明しましたが、読書というのは著者の視点をインストールする行為です。
自身が利用できる視点を増やして、自由に人生を生きられるようにするのが読書の真の狙いです。

ですから、自意識を前面に出して読書をすると、読書の効果は半減してしまいます。
現在の自分の解釈で本を読むと、単なる情報収集になってしまうのです。

 

つまり本を読むときは、自我を抑える必要があります。
「自分はこう思う」という意見は置いておいて、「なるほど!」ととにかく納得する姿勢が大事です。

もちろん納得した後で、自分がどの主張を取り入れるかは自由です。

 

重要なのは、著者の視点を獲得することです。
色んな視点から自分や社会を見渡すことで、自由に生きられるようになるのが真の狙いです。

 

併読の大きなメリットは人生における視点の当て方を自由にすること

読書においては、自我を抑えることが重要と分かりました。

 

併読のメリットはここにあります。
複数の本を同時並行で読むと、複数の著者が頭の中で対峙することになります。

つまり、Aという本の著者の視点で、Bという本の内容を吟味できるということです。

これが観自在です。自由自在に物事を見ることです。

 

一冊の本とにらめっこするよりも、複数の本を同時に読む方が得られるものが多いのです。

 

もちろん一つの本をきちんと読み切る「通読」は重要ではあります。
学校教育では、通読に焦点が当てられます。
しかし、同時並行の「併読」には、それを上回る大きなメリットがあるということです。

要は、役割の違いですね。

 

相乗効果によって、一つの本から色んな学びを得られるのが「併読」という読書法です。

視点を自由にする習慣を身につけると実生活が輝きだします。

 

前述しました通り、人は他人の意見を簡単には受け入れられません。
現状維持本能、自己防衛本能によって、異物を排除しようとします。

メリットは自分を守れることです。
悪事を行う人間から身を守れます。

デメリットは他人を守れないことです。

 

もし、周りの人が自分と違う意見を主張したとき、「視点の自由さ」がないと、他の人の意見を排除しようとします。
「相手の視点」を意識しないと、器の小さい余裕のない人間で終わってしまうのです。

 

なぜ、相手はそういった発言をするのか、背景にはどんな人生があるのか、なにを大切にしているのか、
コミュニケーションにおいては、そういった相手の視点から物事を考えることが重要です。

 

「相手の視点から考える」というのは、よく聞く言葉ではありますが、実際の訓練法はあまり広がっていません。
そういった意味でも、併読はあなたに「視点の自由さ」をもたらし、新たな世界へ進むための実力を与えてくれる存在です。

 

「併読」は「視点の自由さ」を与えてくれる【まとめ】

複数に本を同時に読む「併読」は、私たちを凝り固まった視点から解放してくれます。

 

あなたの周りの「相手のことを考えられない人」を思い浮かべてください。
自分勝手に周囲を振り回して、付き合うのが疲れる人です。

そんな人がもし身近にいたら大変ですよね。

本記事のまとめです。

・人には現状維持本能がある
・自分の視点は凝り固まりやすい
・併読は視点を自由自在にしてくれる
・視点が自由になると会話の質まで高まる

 

人は、ほっておくとどうしても独善的になってしまいます。
先ほど思い浮かべていただいた、「自分勝手に周囲を振り回す人」のことです。

自分勝手な人は人生が行き詰まりやすいです。
行き詰まるから、余計に自分を防衛しようとして、他人の意見を切り捨ててしまいます。
そうすると余計に人生が行き詰まります。

悪循環ですね。

 

人は誰しも余裕のある人と付き合いたいものです。
余裕のある人は、いい意味で人生を振り回してくれます。

平凡な人生をいつの間にか、輝いた人生に変えてくれるのが、「余裕のある人」です。

余裕のある人は、自由に色んな視点から物事を考えることができます。
だからこそ、周りの人をいい意味で振り回してくれるのです。

 

周囲の人にいい影響を与えるためには、「視点の自由さ」が何より重要です。

併読はあなたに「視点の自由さ」をもたらしてくれます。

 

人生が行き詰まってきたなあ、という時こそ、併読を実践してみてください。

見る見るうちに、目の前の壁を乗り越える方法が理解でき、より良い人生に到達することができます。